形の文化誌 出版案内

「形の文化誌」[8]女の形・男の形 詳細情報

文化誌01

形の文化誌[8]

女の形・男の形

 

 


税込価格 2625円(本体2500円)
A5変型 224頁 2001.3

横山正の「マルセル・デュシャンと透視図法」、荒川紘の「陰陽論」をはじめ、日本の芸能における男と女のかたち、生命誕生の美術にみる女性と男性の力、建築とファッションの関係、コンピュータが作る四次元の雪など。

 

目次

◇column 形の四面体
認識──小町谷朝生 羽山装飾古墳の白い鹿
思想──金子務   利位・牧之の見た雪花
表象──前田富士男 ディジタル・アーカイヴ
数理──宮崎興二  四角を越えるかたち

◇feature articles 女の形・男の形――シンボルとしての性と身体
横山 正   マルセル・デュシャンと透視図法
西村公朝   仏像の形と心
今井和也   時代のカタチ……建築とファッションのあやしい関係
渡辺知也   日本の芸能における男と女のかたち
荒川 紘    陰陽論……女と男、そして形の観点から
中川素子   生命誕生の美術にみる女性と男性の力
今井紀彰   ◆On the Earth
岡田正人   ◆石神抄
 
◇for-u-m 形の文化をめぐって
マカダム幸子  魂には形がある……7
森 貞彦   「日本文化の型」のイメージ
荒川 紘    東の「形」と西のイデア
斎藤尚生    空葬……目に見えぬ聖なる形
竹沢攻一    惑星が誘った形……四
渡辺良平    臨〓「半瓦當」が語るもの

 

◇形の四面体 キーワード解説
◎認識──表面の認知は本当に可能か  小町谷朝生
◎数理──自然現象はアートになるか  高木隆司
◎思想──益軒の大疑と形       金子 務
◎表象──漢字をめぐって       向井周太郎

 

◇Art & Geometry 芸術と幾何学の冒険
小川正浩  「森のコロンブス」は進路を西にとる
        ……西部拡張主義と十九世紀アメリカ美術の一断面
一條和彦   バーネット・ニューマンと美術批評
郭 清蓮   コンピュータが作る四次元の雪
福田真実   面の二重存在性について……図─地の重なり関係を基礎とした考察
パトラスク・パウロ  ルーマニアの伝統建築に見る幾何学
井上征矢   カンディンスキーの色彩………形体理論における視覚効果
muon◆Distorting Soup
 
◇event review 形のプロムナード
高木隆司   京の七五三
加藤有希子 「エキゾチスムの共有展」

 

◇book review 形の本棚
小町谷朝生 『芸術をめぐる言葉』
金子 務  『ヴェニスに死す』
十川治江  『本と活字の歴史事典』

 

◇information 「形の文化会」から
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